普段からパソコンを使っている方、誰もが経験したことがあるであろう、
誤って必要なデータを削除してしまった(*’▽’)テヘペロ
基本的にはデータの削除は『ごみ箱』へデータがいくので、ごみ箱からデータを元に戻せば良いのだが、以下のような状況ではそれが叶わないことも発生し得る。
- ごみ箱の設定で、削除と同時にファイルを消去する設定にしていた場合
- 誤ってドライブをフォーマットしてしまった場合
- 外部記録媒体上でのデータ削除(ごみ箱へデータが行かない)
などなど・・・
そうなって困り果てて行きつく先に、
削除したデータを復元するソフト探そう!
となると思うが、これしかできることは当方無いと思料する。
→ これで復元するのはシステムに加えられた変更点のみ
→ ファイル単位の復元はできない
→ あじゃぱアーッ!!\(^o^)/オワタ
さて、そこでデータ復元ソフトで何を使うか、という問題であるが、今現在でのイチ押しは、
EaseUS Data Recovery Wizard (クリックでサイトへジャンプ)
である。以下に根拠や、実際に使ってみた所感を記載していきたいと思う。
目次
1 『EaseUS Data Recovery Wizard』でできること
- 指定したフォルダからのデータ復元
- 誤削除やフォーマットの誤操作によって消失したデータの復元
- 様々なファイル形式の復元に対応
- HDD、SSD、USBメモリ等、多様なデバイスに対応
- RAWになってしまったファイルシステムの復元
などなど。
2 他のソフトウェアとの違い
(1)良い点
EaseUS Data Recovery Wizard でできることは、他のソフトウェアと大差がないとも言える・・・が!
- すっきりとした分かりやすいUI
- 復元率の高さ
- 検索の早さ
- フォルダ階層もそのままに復元可能
等、抜きん出たパフォーマンスがある。
下の「3 実際に使ってみた!」でレビューしているので参考に!
また、「Prefessional」にアップグレードすれば、今後も永久にアップグレードできる。
有事の際の保険として、1台分でも当ソフトウェアを保持しておけば、今後のパソコンライフも安心だ!
パソコンの虫である私にとっては、良い転ばぬ先の杖と言える(*’▽’)
(2)悪い点
Free 版では、最初は 500MB を復元可能、メイン画面上部のマークから表示される、Facebook、Twitter、Google+ のどれかをクリックしてシェアすると、復元可能な容量がさらに 1.5GB 追加されて、合計 2GB の復元が可能になるものであるが・・・
その容量制限から敷居を高く感じ、当ソフトウェアの良さに気付く前に撤退する者も多いと思われる。
あと強いてあげれば、ソフトウェアを起ち上げ、いったん正しく終了し、またすぐ立ち上げようとすると、
現在起動中です
と表示されて起動できない!
タスクマネージャのバッググラウンドプロセスを見ていると、プロセスのキルに結構時間かかっているようで・・・(20秒ほど?)
以上、ソフトウェアを再起動するのに少しだけ時間がかかってしまう、という点であった。
(まぁ対策もされそうだし、そんな頻繁に再起動しないだろうからデメリットと言えないでしょうが (*´ω`*)
3 実際に使ってみた!(USBメモリでのテスト)
(1)USBにテストデータ準備

NTFSフォーマットした8GBのUSBメモリを用意。
今回は上画像のように、音楽ファイル(mp3)をおいてテストを実施する。
あぁ~高木さんにからかって欲しぃ~
(2)USBのデータを削除

エクスプローラ操作でファイルを削除した。
当方の環境では、ファイルを削除すると、ごみ箱には入らずそのまま消去された。
(3)EaseUS Data Recovery Wizard の起動

主役の当ソフトウェアを起ち上げる。
エクスプローラ風で非常にわかりやすいUIである。
グループは上から、
- ハードディスクドライブ
(SSDやM.2もここに含まれる) - 外部ドライブ
(USBメモリやSDカード、RAMDisk等がここに含まれる) - 場所の指定
(ここでスキャン場所を詳細に指定できる)
となっている。スマート!(*’▽’)
ここでは、画像のようにUSBドライブ(①)→ スキャン(②)と選択する。
(4)スキャン結果の表示

画像のようにスキャン結果が表示される。
しっかりと削除された音楽データ7つが表示されている。
データが少なかったからなのか、クイックスキャンについては瞬時に検索が終了していた。
バックでディープスキャンが動いているが、クイックスキャンデータの復元等の操作はそのまま実行可能だ。
ここでは、7つの音楽データのチェックボックス(①)を選択し、下のリカバリー(②)ボタンを選択する。
リカバリー先を指定できるので、復元しているドライブ以外の場所を指定する。
適当にデスクトップに”aaa”フォルダを作って、これを指定してみた。
(5)リカバリの完了とファイル確認

以上のような画面が表示され、リカバリーが完了した。
ウィンドウの『保存場所』のURLを選択すると、そのフォルダの場所を開くことができる。

フォルダウィンドウが表示された。
う~ん、削除してしまう前とウリフタツ!

念のため、当該音楽ファイルを再生してみる。
問題なく再生できた。
(6)【驚愕】ディープスキャン結果について【余談】

今回のテストはクイックスキャンで事が済んでいるが、せっかくなのでディープスキャンの結果も確認してみた。
5分ほどであろうか、ディープスキャンが終わって驚愕、
まず、検出されたファイルが2289個、10.91GBとな!?
このUSBメモリ8GBですよ・・・
また、復元可能なファイルを表示してみると、そのファイルの日付は『2016/03/14』とか・・・
2年以上前のファイルをひょいっと拾い上げてくれた。
このソフトウェアの検出力、復元力を垣間見た例でした。
他にもたくさん検出ファイルがあるようでしたが、私の性癖の暴露に関わるのでここで打ち切りぃぃぃ!
4 まとめ
2018年7月現在、
- フリー版は復元可能容量500MB(SNSシェアで2GBに)
- Prefessional版は価格8,900円、永久グレードアップ、技術サポート対応
という状況である。
『ドライブまるごと復元』などではなく、復元するファイルを指定して復元するのであれば、容量制限はあまり気にする必要もないと思われるので
フリー版のインストール価値は十分にある
と言えるし、Prefessional版についても
一万円未満の出費限りで、今後のPCライフの安心を買うことができる
のは非常に大きい。
私のようなPCの虫、はたまたトレーダー、ブロガーや流行(?)のYoutuberなど、パソコンを生業としている方の転ばぬ先の杖として所持していて損することないソフトウェアの一つと言えよう。
一家に1ライセンス、EaseUS Data Recovery Wizard としたいところ。
返答、有難うございます。
TestDiscでのアプリケーションシステムの再構築は、私も試しました。結果、再構築と表示はされているのに、やっぱり再認識はされませんでした。
他のFree版も色々試したのですが、そもそもディスクの認識が出来ませんでした、ディスクの認識に成功して中の情報を確認出来たのでこれの購入を考えました。
ただ、折角ディスクを復活出来ても中が滅茶苦茶では整理に気が遠くなる位、時間が掛かる事を考えると憂鬱です。何とか、綺麗にファイルを復活出来ないかと悩んでます。
東風 様
むぅ〜なかなか頑固そうなエラーですね汗。後はwinのインストールディスクがあれば、インストール直前に選択できるコンピュータの修復も試ししてもらいたいです!コマンドでbootrec /fixboot、
bootrec /fixmbr の2つは打ってみる価値あり。それでもダメなら当ソフト。エラーが出てすぐ復元を実施すれば、ほとんど無傷で、フォルダ毎に回復できるはずですが、フォルダパスにも影響が出てるとなると完全復元は困難を極めるかもしれません。
初めまして。
私も外付けHDDがRAW化してしまい認識出来なくなってしまったので、これの製品版の購入を考えて
いるのですけど、DL版とは内容的には一緒なのでしょうか?。
後、Free版で試してみたのですけどデータが消えずに残っているのは確認出来たのですけど、ファイルが滅茶苦茶にバラバラになってしまっている上に文字化けしてしまっていて内容確認が大変です。
有料版ではファイルや画像などかきちんと回復するのでしょうか?。
また、これ以外でファイルや画像がきちんと回復出来ると評判のソフトは有りますでしょうか?。
東風 様
こちらこそ、はじめまして!
フリー版と有料版は、復元できる容量の上限がなくなったもので、機能は同じものと記憶しております。
よって、フリー版でファイルの一部でも復元できるのであれば、有料版も試していただく価値があると思います。HDDの故障が最近であれば良いのですが・・・
ただ、私の知るところでは、HDDのRAW化はシステム ドライブであれば、ブートファイル等の一部分のエラーで認識できなくなっているだけとききます。
TestDiscなどというブートセクタ書き換えソフトや、Windowsの回復ディスクによるMBR修復コマンドの実施を、先に試してみるというのも手かもしれません。
参考になれば幸いです。