M.2 SSD(Intel 600p)のファームウェアアップデート パフォーマンスアップ!

いきなりではあるが、自作パソコンを使っているならば、パソコンの各パーツのファームウェアアップデートを定期的に実施していきたいところである。

メーカー製パソコンには、例えば『VAIO Update』とかアップデートツールが付属していることもしばしばであるが(古いなぁw)、自作PCというのはそうはいかない。

各パーツのファームウェア情報を独自で収集し、その情報を元にファームウェアをアップデートするかを判断し、実行するのである。

 

ファームウェアアップデートのメリットとしては、

  • OS等のアップデートと同じく、機器によってはセキュリティ対策が強化、改善される
  • 当該機器のパフォーマンスアップ
  • 当該機器の寿命向上
  • 不具合改善

 

などが挙げられ、良いことづくめであるようだが、そのアップデート手法については、

 

  • そもそもアップデートツールが見つかりにくく、存在を認知しずらい
  • ISOイメージでメディアに書き込み、同メディアからのブート(起動)が必要

 

等、少々敷居が高く、また、万一アップデート中に電源が落ちてしまったり、間違ったアップデートファイルを適用してしまったりすると、機器が正常に動作しなくなってしまうというリスクも伴う

しかしながら、慎重に準備をしてアップデートを行えば、スッキリ!以後の機器の無用なトラブルを事前に回避できるのであるから、ぜひともチャレンジしておきたい。

 

ここでは、今回僕がメインPCで使用している、

Intel M.2 SSD 600p

のファームウェアアップデートを実施しので、その手順を紹介したいと思う。
他の機器のアップデート方法も概ね同じものと考えて良い。
(むしろブートメディアを作成しなくても良い機器の方が多いかも)

 

【当方の環境】

CPU世代・コードPELPE
TOPSPASSTDP
(Base)
Passmark
/TDP
Ryzen AI Max+ 395Ryzen AI Max 300163250
55000
55
1000
Core Ultra 9 285HXCore Ultra2008162413
50000
55
909.1
Ryzen AI Max 390Ryzen AI Max 300122450
45000
55
818.2
Core Ultra 7 275HXCore Ultra2008122013
44000
55
800
Core i9-14900HXIntel 第14世代816320
44000
55
800
Core Ultra 9 388H / X9Core Ultra3004841650
38000
45
844.4
Core i7-14700HXIntel 第14世代812280
36000
55
654.5
Ryzen AI 9 HX 375Ryzen AI 300482450
35500
28
1267.9
Ryzen AI 9 HX 370Ryzen AI 300482450
35000
28
1250
Core Ultra 9 285HCore Ultra2006821613
34000
45
755.6
Core i7-14650HXIntel 第14世代88240
33000
55
600
Core Ultra 7 368H / X7Core Ultra3004841650
33000
28
1178.6
Ryzen AI Max 385Ryzen AI Max 30081650
33000
55
600
Core Ultra 7 358HCore Ultra3004841650
32000
28
1142.9
Core Ultra 7 265HCore Ultra2006821613
31000
28
1107.1
Ryzen 9 8945HSRyzen 804081616
31000
35
885.7
Ryzen 9 7940HSRyzen 704081610
30500
35
871.4
Ryzen AI 9 365Ryzen AI 300462050
30500
28
1089.3
Core i5-14500HXIntel 第14世代68200
30000
55
545.5
Core Ultra 9 185HCore Ultra1006822211.5
29500
45
655.6
Ryzen 7 8845HSRyzen 804081616
29500
20
1475
Ryzen 7 7840HSRyzen 704081610
29000
35
828.6
Core Ultra 7 165HCore Ultra1006822211.5
28500
28
1017.9
Core Ultra 7 155HCore Ultra1006822211.5
28000
28
1000
Ryzen AI 7 PRO 360Ryzen AI 300351650
27000
28
964.3
Core Ultra 5 338HCore Ultra3004441245
26000
28
928.6
Ryzen 7 8840URyzen 804081616
25500
15
1700
Core Ultra 5 225HCore Ultra2004821413
25000
28
892.9
Core i5-14450HXIntel 第14世代64160
25000
55
454.5
Ryzen 7 7840URyzen 704081610
25000
15
1666.7
Ryzen 5 8645HSRyzen 804061216
23000
20
1150
Core Ultra 5 135HCore Ultra1004821811.5
22500
28
803.6
Ryzen 5 7640HSRyzen 704061210
22500
35
642.9
Core Ultra 5 125HCore Ultra1004821811.5
21500
28
767.9
Core Ultra 9 288VCore Ultra200V44848
20500
30
683.3
Ryzen 5 8640URyzen 804061216
20500
15
1366.7
Ryzen 5 7640URyzen 704061210
20000
15
1333.3
Core Ultra 7 268V / 258VCore Ultra200V44847
19500
17
1147.1
Core Ultra 5 328UCore Ultra3002441045
19500
15
1300
Core Ultra 7 256VCore Ultra200V44847
19000
17
1117.6
Core Ultra 7 255UCore Ultra2002821213
18500
15
1233.3
Core Ultra 5 228V / 226VCore Ultra200V44840
18000
17
1058.8
Core Ultra 7 155UCore Ultra1002821211.5
17500
15
1166.7
Core Ultra 5 225UCore Ultra2002821213
17000
15
1133.3
Core 7 150UIntel 100U28120
17000
15
1133.3
Core Ultra 5 125UCore Ultra1002821211.5
16000
15
1066.7
Core 5 120UIntel 100U28120
15000
15
1000
Core 3 100UIntel 100U2480
11000
15
733.3

 

1 現在のファームウェアチェック

無料ソフトウェア『CrystalDiskInfo』等を使用し、現在のファームウェアを確認した。

僕の600pは、『PSF109C』であった。

画像取り忘れて、アップデート後の画像となっております泣

 

2 ファームウェアデータの検索

機器の型番と『ファームウェア』という単語を使い、ファームウェアデータを検索する。

僕の場合は『600p ファームウェア』で簡単にヒットした。

あまり市場に出回っていないパーツのファームウェアアップデートはここで苦労するのである。

 

3 ファームウェアデータのダウンロード、解凍

ファームウェアデータをダウンロードする。

ZIPファイル等、圧縮されている場合は任意のフォルダへ解凍しておく。

大体、ISOファイルや、EXEファイルが作成される。

 

4 ISOメディア作成ツールの準備(「Rufus」を使用)

今回、このSSDのファームウェアのアップデートを実施するには、

  1. DVDやUSBメモリにファームウェアデータをISO書き込みする
  2. パソコンを同メディアから起動
  3. アップデートツールを起動する

といった工程が必要とのことである。(ストレージ系はほとんどコレか)

 

DVDを消費してアップデートするより、何度も使えるUSBメモリを使用した方が良いので、USBメモリにファームウェアデータをISO書き込みして起動することとした。

USBメモリにISO書き込み(起動ドライブとなるような書き込み)を実行するのに便利なソフトウェアが『Rufus』というソフトウェアである。

無料であるし、レジストリを使わないポータブル版もあるのでおすすめ。

 

余談だが、Windows のインストールメディアについても、

  1. 公式からISO Windows ファイルをダウンロード
  2. RufusでUSBメモリに焼く

といった手順で簡単に起動ディスクが作成できる。

インストールしておいて損なし。

注意
Windows上でISOファイルを右クリックして表示される『ディスクイメージの書き込み』による書き込みでは、あくまでもISOファイル内のデータの書き込みだけされることもしばしばで、起動ドライブとして出来上がらないことが多い。
Rufusを始めとした、専用の書き込みソフトウェアを使用しよう。

 

5 USBメモリへのISOファイル書き込み

バージョンが少し古いRufusのものである。悪しからず。

USBメモリを接続し、Rufusを起ち上げ、特に設定を変えることなく、このウィンドウ上に書き込みしたいISOファイルをドラッグアンドドロップで書き込みが開始される。

ものの十数秒でUSBメモリの起動ディスクが出来上がる。

 

6 BIOS起動、USBを起動ドライブ選択

まずは Windows を再起動する。

起動時、ロゴ画面下に出ているキーを入力し、BIOS起ち上げを試みる。
僕のマザボは『DEL』か『F2』のようだ。
トントントンと数回押しながら起動を待つ。

無事に起動した画面。
正確には『UEFI BIOS』画面。最近のマザボはこんな感じ。
従来のBIOSと違い、視覚的で操作しやすく、マウスも使えるのが特徴。
さて、設定したUSBメモリを起動ドライブとして指定起動したいので、右下あたりにある『ブートメニュー』を選択する。

起動できるデバイスが列挙される。
名前が分からなければ、USBメモリの容量などで判断して選択しよう。
注意点は、今回はRufusにて、『MBRブート』向け起動ドライブとして、USBを設定しているので、写真赤枠のUSBを選択することとなる。
『UEFI』では当該USBを読み込むことはできない。
同じドライブでも、起動方法が2パターンあり、大概起動できるのは設定してある片方の起動方法ということとなるので、どうしても起ち上がらない、という時はこれを思い出してほしい。

 

7 アップデート実行!

今回はこのような画面が出て、自動的に実行されていくプログラムだった。

『Press enter to continue…』はキーを押すと次へ進むということ。
最低限レベルの話だが、やはりパソコンいじりには英語知識が必要不可欠なのか(-_-;)

『使用許諾について、了解ですか?』との問いに『Y』と答える。
ようやく本アップデートが実行される。
今回はアップデートが終わったと同時に、自動的にPCがシャットダウンされた。

 

8 アップデート確認

パソコンを起動させ、ファームウェアがアップデートされていることを確認して終了。

 

9 まとめ

今回はM.2 SSDのファームウェアアップデートだったのだが、こういうのはアップデート後ちゃんとWindowsが起動するかがいつもドキドキである。
やはり、ファームウェアのアップデートにはリスクがつきものであり、慎重に実施することが必要だ。

ファームウェアのアップデートはこの方法がスタンダードであり、しかし他の方法はWindows上で実行できるなど容易なものが多い。
慎重に、しかし定期的にファームウェアアップデートして、快適なPC生活を送っていただきたい。