Palit GTX 1660Ti の ベンチマーク 消費電力 【GT 1030と 比較】

 

2019年2月22日23時、GEFORCE GTX1660Ti が満を持して発売!

私のパソコンのグラボは、エントリーモデルの「GT1030」が取り付けられていましたが、新しい物好きの僕は当グラボを購入、構成変更することとしました。

以下、僕のパソコンの変更前・変更後についてのベンチマークの比較や、消費電力の測定結果について述べていきますので、購入を検討されている方は参考にしてください。

↓ 当パソコンの構成について

パーツ型式・仕様等
ケースRAIJINTEK METIS GREEN
CPUIntel Core i3 6100T(Skylake)
GPUGeForce GT 1030
SSDIntel SSD 600pシリーズ(M.2)512GB
マザボASUSTeK Intel B150I PRO GAMING AURA
メモリTEAM DDR4 PC4-19200 DDR4 2400MHz 8GB×2
CPUクーラーサイズ 120mm IZUNA SCIZN-1000I
電源SilverStone SFX電源 300W 92mmFAN搭載 SST-ST30SF V2

この構成から、

・グラボを【GTX1660Ti(Palit)】

・電源を 【玄人志向 KRPW-BK550W/85+】

変更しました。

そのビフォーアフターの測定結果を解説します。

1 商品の概要

(1)GEFORCE GTX1660Ti(Palit)について

TDP120W、8ピンの補助電源が必要となる、もはやハイエンドと言っても過言ではないグラフィックボードです。

GTX1060以上、GTX1070未満のスペックと言われています。

同日に他の様々なメーカーからも同シリーズのグラボが発売されました。

それらと比べたこのPalitの特徴は、

  • 中でも一番低価格(発売当時、税抜き33,000円くらい)
  • 大型シングルファン(10センチ?)搭載
    → 高性能な割に静か
    → コンパクトなグラボで省スペースPCも装着可能
  • ドスパラ系の店やネットで入手可能

といったところであります。

 

予算に余裕がある場合や、ケース内の制約が無いのならば、他のメーカーの2連ファンが付いたカッコいい(?)グラボを購入するのも十分にありでしょう。

メーカーによっては売り切れ続出です。

↓ 化粧箱

↓ 本体(フィルムが貼ってある)

↓ 出力端子(HDMI・DP・DVI)

 

 

(2)玄人志向ATX電源『KRPW-BK550W/85+』について

僕のパソコンについていた電源はSFXタイプの300W

シルバーストーン製『SST-ST30SF』

でした。

セミファンレスで今のところ問題もなく、とても良い電源だったのですが、いかんせん、6ピンの補助電源出力のみで、8ピンの補助電源出力を備えておらず、買い替えに至りました。

そこで、新しく購入する電源の狙いとして、

  • SFX、ATXは問わないがプラグイン式でケース内のコードをすっきりさせたい
    → ATXは大きいが、ファンも大きくて静音性が高く、長寿命かつ、品揃えが豊富で選択肢が広がるというメリットがあるため。
    → SATA製品を一切使っていない構成なので、プラグイン式の電源を採用することで最低限の配線とできる。
  • 電源容量アップ
    500Wくらいが良い?
  • 皆さんのレビューが良い商品

とすることに。

結果、当時価格ドットコム人気第1位(レビューも良い)である、玄人志向ATX電源『KRPW-BK550W/85+』を採用することとしました。

↓ 電源画像

↓ プラグイン出力端子種別

 

 

2 パーツ載せ替え画像

↓ 変更前

↓ 変更後

電源のサイズ、グラボのサイズが大きくなったことでケース内の圧迫度がかなり上昇してしまいました。

電源のプラグイン式でコードの本数が減ったとは言え、スペースが狭くなったのでコードの取り回しが極めて困難な状態です。

最終的には無理やりケース内に押し込むというゴリ押しで完結としました(´・ω・`)

 

3 FF15ベンチマーク

(1)1280✕720 標準品質

↓ 変更前

↓ 変更後

 

(2)1920✕1080 標準品質

↓ 変更前

↓ 変更後

↓ スコアランク(FF15ベンチマークサイト)

GTX1660Tiにおいて、なぜかフルサイズ実施のほうがスコアが伸びている。

解せない。

僕のパソコンの設定の不具合と思います。

CPU(6100T)が足を引っ張ってスコアが伸びていないと思います(´;ω;`)

 

4 ベンチ中の状態

(1)GPU-Z

↓ 変更前

↓ 変更後

エントリーモデルと最新モデルを比較すると明らかですが、やはり変更後(1660Ti)にはゆとりがある。

変更前は搭載メモリを限界まで使用し、温度も70度以上をキープ。

GPUロードも99%から50%弱へ落ち着いているので、地力の差を感じます。

 

(2)タスクマネージャー

↓ 変更前

↓ 変更後

変更前はGPUが足かせになって、CPUが働ききれず、少し手を余している感じ。

逆に変更後はGPUに余裕が見られるが、CPUの力不足で処理が追いついていないのではないか。

うってかわってCPUがネックになってしまった。

 

5 アイドル状態

(1)GPU-Z

↓ 変更前

↓ 変更後

 

(2)CPUID HWMonitor

↓ 変更前

↓ 変更後

 

6 消費電力

アイドル状態とベンチマーク中の消費電力について、パソコン電源ケーブルにワットチェッカータップを挟んでコンセントと繋ぎ、消費電力の概算を紹介します。

私のパソコン構成での概算値ですので、あくまでも参考値として下さい。

 

(1)アイドル状態

↓ 変更前(27ワット、1時間あたり0.5円)
 

↓ 変更後(34ワット、1時間あたり0.7円)
 

 

(2)ベンチ中(FF15)

↓ 変更前(74ワット、1時間あたり1.6円)
 

↓ 変更後(177ワット、1時間あたり3.8円)
 

 

【消費電力の変動】
変更前 変更後
アイドル時、消費電力 27ワット 34ワット
0.5円/時 0.7円/時
ベンチマーク時、消費電力 74ワット 177ワット
1.6円/時 3.8円/時

 

補足

ファンの回転数の調整のため、Palitの公式サイトから『Thunder Master』をインストールするのを忘れないように。

しかしこれ、ファンの最小回転数を38%より低く設定できないのですが??
仕様なの?
悔しい!(´;ω;`)

7 総評

静音・省電力・省スペースPCづくりをモットーにしている僕としては、

衝動買いで何やってんだ!(*_*)

と後悔がないわけではありません。

デメリットとしては、上にも少し述べていますが、

  • 電源アップによる、ATX化、ひいてはケース内コードの取り回しが困難になったこと。
  • 消費電力の微増
  • 新GPUのファンの音が気になる
    かなり静かな方だと思うが、今までほぼ無音GPUだったから…
  • CPUがネックとなり、次の出費の必要性が!?

などです。

しかし、このコンパクトな本体にGTX1060以上のパフォーマンスが付いてくる、という魅力には何とも言えない興奮を覚えてしまいます。
執筆当時、紛うことなき最新鋭のグラフィックボードなのです。

僕のようなミニサイズなパソコンにも搭載可能でしたので(ケース内は大変でしたが)、同じような境遇の方はぜひこのグラボはいかがでしょうか(*^^*)

もちろん、タワー型のケースを使っている人にとっても、高コスパ、コンパクトグラボでケース内がキレイに最適化されてすっきりするのでぜひおすすめのグラボです!

 

 

 

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