ヤフオク利用の方しかご存知ではないでしょうが、『ヤフネコ!パック』についての記事となります。
ヤフオクとクロネコヤマトが提携して誕生した、このヤフネコ!パック。
利用者側から見る、そのメリットとは、
1 送料を安く抑えることができる
例)東京→大阪で60サイズ宅急便を送る場合
通常の宅急便 1,015円
ヤフネコ!パック 691円
2 出品者(発送者)は手続きが楽ちん
以上の2点が挙げられます。
2についてなのですが、具体的に言うと、発送者は商品の発送方法やサイズを出品時に登録し、落札された後はその情報を元に容易に伝票を作成するというモノです。
「送料」については、出品者が出品時に登録したサイズの料金を、落札者が商品代金と合わせて『かんたん決済』にて支払う。
※ 送料を落札者が負担する場合
※ 2018年3月1日より、支払い方法がかんたん決済に統一された
このような安全☆簡単☆便利!システムなのですが、気になる点がひとつ・・・
出品時の登録サイズと、実際クロネコヤマトに測ってもらったサイズが違った場合はどうするんじゃけぇ?
てなことで、備忘録を兼ね執筆します。
目次
1 出品時のサイズより、実測の方が小さかった
結論は、落札者が差額分を損し、逆に出品者(発送者)が得をする。
送料は、システム利用料と一緒に出品者口座から引き落とされます。
しかし、送料については、クロネコヤマトで手続きしたサイズの料金が引き落とされるようです。
よって、例題のように80サイズで商品を出品していたからといって、80サイズの料金が引き落とされる訳ではなく、60サイズの送料が引き落とされるのです。
2 出品時のサイズより、実測の方が大きかった
1と逆パターンです。
結論は、落札者が差額分を特し、逆に出品者(発送者)が差額分を負担することとなる。
1と同様の説明となりますが、あくまでもクロネコヤマトで手続きした80サイズの送料が請求されます。
落札者からは60サイズの料金しか受け取っていないので、出品者が損することになります。
3 出品時の発送方法をキャンセル、別の方法で発送した
結論は、ヤフネコ!パックで登録した商品の取引でも、クロネコヤマトを利用しなければそれを請求されることはない。
お金の動きは、落札者からヤフネコ!パック60サイズの料金を受け取り、ゆうパックの送料を発送者が支払うこととなる。
ヤフネコ!パック(60サイズ送料)とゆうパック送料とで差額が発生した場合は、この例では出品者が差額を負担することとなります。
4 まとめ~共通して言えること~
要は、出品時に設定したサイズや送料は、あくまでも落札者との取り決めであって、取引終了後に出品者が請求される送料は、実際に出品者が手続きした金額ということです。
ヤフオク側やクロネコヤマト側が得をする、損をするということはありません。
送料が設定したものと実測とで差額が発生すると、出品者、落札者のどちらかが損をして、もう一方が得をすることとなりますが、双方が納得していれば全く問題のない取引と言えるのです。
差額が出るのは納得できない!といった場合は、両者で話し合って、個人的な振り込みなどで調整するほかないでしょう。
よって、出品者目線で言えば、
そのためにサイズをワンランク小さくするか。
差額は負担したるわ!
という応用もあり得るかもしれません。
しかし、それとは逆に、システム利用料を免れようと、商品を安く設定する代わりに、送料を必要以上に高く設定するなどという行為は、ヤフオクの利用規約に抵触する可能性があるので控えるべきでしょう。