一番効果的なパーツ交換は何ぞや?
自作パソコン好きにとっては気になるところだろう。
見も蓋もないが、それぞれの人の考え方やその環境によって、効果的なパーツ交換や対策はまちまちと言える。
しかし、それでもコンスタントに効果を発揮するパーツはある。
長くパソコンを使ってきたが、低コストでこのパソコンを高速チューンアップしたい!
という方おりましたら以下の項目を試してみてくださいな。
目次
1 ノートPCもOK!万能SSDへの交換
(1)SSD メリット
3,4年以上使っているパソコンで、かつ、メインの記憶ドライブがHDDという方は騙されたと思ってSSDに変えてみろぃ。(*’▽’)
泣けるほど高速です。
もうHDDには戻れない。
というほどに。
- HDDに比べ、読み込み、書き込みともに高速!
- 駆動部が無く、衝撃に強く、故障しにくい!
- 同じ理由でHDDに比べ省電力!
- パソコンパーツの見直しの良いきっかけに・・・
- 最新のM.2にすればケーブルレスでケース内がスッキリ
SSDが登場して時間が経ち、その知名度は上がってきているとは思うが、まだSSDへ乗り換えないでHDDパソコンを使っている人が稀によくいる(ドッチヤネン)
以下のデメリット原因と思われる。
(2)SSD デメリット
- 安くなったとはいえ、まだHDDより高価
- SSDの書換制限に不安がある
- 導入にはOSの再インストールが必要になる。
面倒くさい、ファイルが消えるリスクや、そもそもちゃんと再インストールできるか不安だ - 配線などもわからんぜよ?
といった不安要素があるからではないか。
(3)デメリットはそんなに気にしなくて良い
しかし、1、2については考慮する必要はないと考える。
1について、HDDより高いといっても現在は許容範囲内まで値段が落ち着いてきている。
価格ドットコムを見たところ、2018年3月現在、COLORFULというSSDで160GBが5,000円、320GBでも9,000円台で購入できる。
SSDはその仕組み上、『容量が大きいもののほうが寿命が長い』と言われているが、320GBもあれば許容範囲であり、かつ、OSのインストールも必要十分な容量だ。
少しの投資でSSDのスピード世界を自分のモノにできるのだ。
2についても、最近のSSDの品質は非常に向上しており、コントローラーチップのレベルアップ、オーバープロビジョニングやウェアレベリング等の技術で、SSDの寿命は気にせずとも良いものに向上したと言える。
SLC、MLC、TLC、QLCといった種類も出ているが、予算と合わせた品質と容量のものを買えば良い。
ネット上でも話は聞くが、明らかにHDDよりもSSDの方が故障率が低い体感だ。
(4)パーツ交換、OSの再インストールに慣れる
3、4については、面倒に感じるかもしれないが、後学のため(突然の故障に対処できるように)慣れる為、という風にプラス思考で取り組んでみたらどうだろうか。
パーツの交換や配線(デスクトップの場合)は環境によって違いはあるが、メモリの増設に次いで簡単なものと思う。
HDDを取り外したところに、逆手順に取り付ければ良いのだ。
また、OSのインストールについても、最新OSのインストールデータを簡単にダウンロードできるようになっている。
テストインストール環境は簡単に用意できるのである。
(テストではOSプロダクトキーは必要ないが、再インストール後、OSをアクティベートするにはプロダクトキーの購入が必要)
2 メモリの増設~8GBは積もう
メモリ増設はパソコンいじりの入門、簡単にできるというメリットもあるわけだが・・・
全くゲームも動画編集もしない、という人は4GBもあれば十分という風潮がある。
その通りかもしれないが、高速化を図るならメモリを8GB積もう!
上画像は当方の状況で、RAMDiskに4GB振っているので、実質3GB強を使っていることとなる。
4GBでは心許ない。
また、メモリを多めに積んで、
- 仮想メモリ設定を0にする
→ HDD等へのアクセスが減り、高速化 - RAMDiskを使う
- 様々なキャッシュをRAMDiskに
という設定をしたい。
メモリの増設は、体感できるモノでないかもしれないが、システムの高速化と、何よりもシステムの安定度が激増するだろう。
DDR2、DDR3、DDR4などとメモリも種類が多いが、基本的に最新のほうが省電力で高速だ。
しかしマザーボード対応のメモリを買いましょう。それ以外は形が若干違うので挿さらない。。。
3 まとめ
案外これだけで昔のパソコンも高速になる。
やっぱりイチ押しはSSDへの換装ということ。
実際、実家でCore2Duo P8600の古いDELLノートPCを使っているが、これがどうして、起動も動作も高速でなかなか乗り換えができない笑(*’▽’)
本当に少しでも早く、システムも安定させたいとなると、マザボからの交換となるが、CPUやメモリ等の規格の問題もあり、コストや労力が半端なくかかる可能性がある。
このような『システムのとっかえ』に至らない程度でパソコンをチューンアップしたい、という人は上の2点をチャレンジしてみてはどうだろうか。