フリーメールの代名詞と言えよう【Gmail】。
今のご時世、スマホなどもキャリアメールを卒業してフリーメールで運用している人も少なくないはずだ。
フリーメールはスマホの機種変更や、パソコンならばOSの再インストール後などにも、ちょちょいと設定すればメール環境を復旧できることが強みだろう。
スマホ、PC等の環境を選ばず、メール機能を使用できることもメリットの一つ。
しかしながら、フリーメールは使いやすい反面、いろいろなところでメールアドレスを登録した結果、大量に広告メールやお知らせメールが送信され、メールの山になってしまっている人が多いのではなかろうか。
”受信トレイ”しか用意していない方だと、その中から目当てのメールを探すのにも一苦労!
そうならないよう、お部屋だけでなくメール内も整理整頓しましょうね!という紹介を目的としたページであ~る。
特に、
- アーカイブ
- フィルタ
に着目して説明したい。
1 アーカイブ
(1)アーカイブとは
メール整理の操作として、
- 削除
- アーカイブ
が主に挙げられると思うが、その違いを説明するとアーカイブも理解し易いと思う。
Gmailに限った話ではないと思うが、「削除」したメールデータは基本的に”ごみ箱”へ移動される。
削除したばかりのメールについては、ごみ箱から元のメールフォルダに戻すこともできるが、一定期間が経過するとごみ箱からメールデータ削除されてしまい、復元することもできなくなってしまう。
翻って、「アーカイブ」は、受信トレイから当該メールデータが取り除かれるが、”すべてのメール”にはしっかり表示されるし、検索をかければメールを表示することが可能である。
全くメールの振り分け等をしていない人は、
「なぜ”受信トレイ”と”すべてのメール”、同じようなものがあるのか」
と思ったことがあるかもしれないが、アーカイブや後述のフィルタによって、受信トレイからメールが取り除いてしまうことがあるからなのである。”受信トレイ”と”すべてのメール”は別物ということ!
(2)アーカイブ方法
環境によってさまざまだ。しかし、非常に簡潔である。
・iOS
Gmail アプリを使用しているのならば、メールを横にスライドするだけ。

・Windowsメール
メールタイルの中にある、ごみ箱の左の箱マークを選択すると、アーカイブボタンが上部に表示されるので、それをクリックする。

2 フィルタ
(1)フィルタとは
メールを受信した際、メールのタイトルや相手のアドレスなどを条件に、当該メールをアーカイブしたり、ラベルを付けて関連メールを容易に表示できるようにする機能である。
例えば、相手のメールアドレスが” *@google.co.jp ”のものは、
- 受信トレイをスキップ
- ”ぐ~ぐる”という名前のラベルを付ける
という設定をしていたとする。
すると、@google.co.jp が含まれているメールアドレスのメールは、全て受信トレイに入ることなく、ぐ~ぐるというラベルを付与されたうえ、アーカイブされる。
また、ぐ~ぐるというメールフォルダを開くと、ぐ~ぐるとラベルの付いたメールをまとめて表示することもできる。
といったことが可能になるのである。
↓ のようにラベルごとにメールを格納、表示できる

(2)フィルタ方法
基本的にブラウザでGoogleからGmailへアクセスし、その設定画面から行う。
大きな画面、PCから設定を行うのがおすすめ。
まず、Gmailの画面右上の設定マークをクリック、
出てくるリストから【設定】を選択

設定画面にて、【フィルタとブロック中のアドレス】をクリック
下部にある【新しいフィルタを作成】をさらにクリック

次に出てくる画面にて、様々な条件を指定してフィルタをかけることができる。
指定したら、【フィルタを作成】をクリック。
簡単に説明すると、
From | 相手のメールアドレス |
To | 送り先のメールアドレス |
件名 | メールタイトル |
含む | メールタイトルや本文に指定の文字を含む場合 |
含まない | 逆に含まない場合 |
*(アスタリスク)はワイルドカードとなる。
下画像では @マーク以下が”abcde.nomuinu.net”のメール全てにフィルタ処理をしますよ~ということになる。

次の画面では、フィルタに引っかかったメールにどのような処理をするかを設定する。
おすすめは【ラベルを付ける】と【一致するスレッドにもフィルタを適用する】。
これも簡単に説明すると、
受信トレイをスキップ | メールは受信トレイに入らず、すぐアーカイブされる。下でラベルを付ければ、ラベル簡単に確認できる。 |
既読にする | メールが最初から開封状態に |
スターを付ける | 付箋のようなもの。一時的な重要なメールに付けたりすると良い。付けすぎると意味をなさない。 |
ラベルを付ける | おすすめ フィルタにかかったメール全てに、好きなワードのラベルを付け、簡単に表示することができるようになる。 |
転送する | 指定のアドレスへメールを転送 |
削除する | メールはすぐに削除されてしまう |
常に重要マークを付ける | 重要マークはGmail独自の判断で付けられる仕組み。使わなくても良いと思う |
適用するカテゴリ | カテゴリを指定できる |
一致するスレッドにも~ | おすすめ 既に受信済みのメールも、フィルタを適用(ラベルを付けたり~)することができる。 |

フィルタが適用されると下画像のとおりになる。
フィルタのリストに指定した条件・処理が表示され、
左側の受信トレイの下部にラベルが追加される。

3 まとめ
”受信トレイ”というメールフォルダに一元的にメールを集めてしまうことは、重要なメールが埋もれて確認しづらくさせるだけでなく、いざという時に対象のメールを素早く発見する障害となり得る。
Gmail を使っているならば、設定画面から条件を指定し、フィルタ処理を施すことで、メールにラベルを付けてアーカイブするといった処理を自動的に行うことができる。
ここで設定しておけば、WindowsメールでもiPhoneのメール画面でもフィルタ処理されたメール表示が可能となる。
お試しあれ!(*’▽’)
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