これまたマニアックな悩みとなるが・・・( ノД`)シクシク…
Windowsのドライブの最適化画面において、『詳細ビュー』チェックを入れた際に、追加で表示されるボリュームが出てくるが、これがよう分からん文字列で気持ち悪い。
元から表示されているローカルディスクのような、すっきりした文字列(単語)にしたい。
これを実現するための備忘録である。

目次
1 コマンドプロンプトの起動
Windowsボタンを押しながら【R】キーを押し、『ファイル名を指定して実行』ウィンドウを開く。

名前欄に、
cmd
と入力して【Enter】を押し、コマンドプロンプトを起動する。
2 『diskpart』コマンド画面の起動
コマンドプロンプト画面にて、
diskpart
と入力して【Enter】キーを押す。

diskpartコマンド画面が起動したことを確認。
(この際、ユーザーアカウント制御の確認が表示された場合、『はい』ボタンを押す)
↓ コマンドプロンプトと似てる画面だが『DISKPART>』となっていることを確認
3 対象のボリュームを把握する
ここからは、名前を変えたいボリュームに対して、”Cドライブ”のようなドライブレター(アルファベット)を付与してエクスプローラー画面に表示するための手続きを踏んでいく。
まずは対象のボリュームを特定するためにリスト表示する。
list volume
このコマンドにより、現在Windowsが認識しているボリュームが表示される。

『Label』欄が空欄となっているボリュームが『\\?\Volume…』と表示されてしまうボリュームとなるので、これらにラベル名を付けていきたい。
上の画像で言えば『Volume1』と『Volume2』が対象となる。
4 対象のボリュームを選択する
対象のボリュームは2つあることが判明したが、とりあえずボリューム2を選択してみる。
(対象ボリュームはどちらでも良い)
select volume 2
とコマンド入力する。(数字の部分は皆さんの環境によって違う)
もう一度ボリュームをリスト表示すると、選択したボリューム名の左端に『*』マークが付き、ボリュームが正しく選択されていることが確認できる。

5 対象ボリュームにドライブレターを付与
ボリュームが正しく付与されていることを確認した上で、
assign letter=K
とコマンド入力するとドライブレターが付与される。(アルファベット部分は、現在システムで使用中のものと重複しないアルファベットであれば何でも良い)

↓これにて、『PC』画面でボリュームが表示されるようになる。
6 ボリューム名の変更
通常のローカルディスク名の変更と同じように、ボリュームアイコンを右クリックするなどして名前の変更を実施する。

上画像のとおり、ここでは『EFI SYSTEM』とした。
『ディスクの管理』から表示されるボリューム情報を参考に命名。
文字化け対策として、英数字のみが望ましい。
7 対象ボリュームからドライブレターを解除
先の手続きと同様に、対象のボリュームが選択されていることを確認した上で、
remove volume=K
と入力することで、ドライブレターが解除され、『PC』画面にも表示されなくなる。

8 ボリューム名の確認
詳細ビューを表示して、ボリューム名が変化していることを確認する。

9 余談
通常、『\\?\Volume…』と表示されるボリュームは、ディスクの管理ウィンドウからも分かるが、
- 回復パーティション
- ELIシステムパーティション
の2つとなる。
前者のパーティションは、OSに異常が発生した際に回復を試みることが可能となるボリュームとなるそうであるが、インストールディスクを所持している者はほぼほぼ不要となる機能である。
経験上、OSに異常を来したことは無いし、そもそもOSが起動しないなどダメになるということは、HDDやSSD単位で異常が発生していることが多い気がするので、同時に回復パーティションもイカれて使用する機会は無さそうだ。
システムドライブをより多く確保するという観点からも、当方は、回復パーティションについてはボリューム名の変更はせず、ボリュームそのものの削除を推奨とする。
一方、後者のELIパーティションはOSを起動するためにパソコン1台につき1つは必要となる大切なボリュームとなるので、これは普通削除できない。
(ボリューム名を付けることは現状問題無い)
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